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不用品のリサイクルショップや買取り業者、回収業者の違いは?引き取ってもらえなかった場合の処分方法も解説
2023年10月25日コラム
引っ越しなどのタイミングで、不用品となった家具や家電などをリサイクルショップや買取業者に買い取ってもらったり、回収業者に回収してもらったりすることがよくあります。
できれば高く売りたいものですし、売れなくてもきちんと処分してもらいたいものです。
あるいは、自分で処分しなければならず、その対処に悩まされることもあるでしょう。
この記事では、リサイクルショップや買取り会社、回収会社の違いや、少しでも高く売るコツ、どうしても自分で処分するしかない場合の対処方法などについて解説します。
買取ってもらえないもの
「何でも買取ります」と宣伝するリサイクルショップや買取業者でも、実際は買い取れないものがたくさんあります。
1.ひどい劣化や汚れがあるもの
買取ったものが、次の人に売れる見込みがないほどに劣化していたり、汚れてしまっていたりするものは引き取ってもらえません。
2.製造から10年過ぎてしまった家電製品
家電の場合、製造終了後6~10年後までは、メーカーから部品を取り寄せることが可能です。
しかし、製造後10年を経過した家電は、部品がないため故障しても修理ができないので、売り物になりません。
3.自分の作品である本や絵画
自分で書いた本や、自分で描いた絵画は、たとえすぐれた作品でも、知名度がないため、価値を計算することができず、買取ってもらえないことが多いでしょう。
4.違法なもの
銃器や銃弾、刀剣など所持することが違法なものは、買取ってもらうことができません。
著作権違反のものや、盗品も買い取ることはできませんし、動物の剥製(はくせい)も、ワシントン法で保護され、売買できないものもあります。
5.医療機器や薬品
人命にかかわるものであるので、売る場合は業者の登録を受けた業者でなければなりません。
リサイクルショップと不用品買取会社の比較
不用品買取業とリサイクルショップはどこが違うのでしょうか。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
1.リサイクルショップ
リサイクルショップのメリットとデメリットをご説明します。
メリット
・専門性の高いものを売りたい場合、そのジャンルに強いリサイクルショップで高価で買取ってもらうことができる
デメリット
・実店舗で在庫をかかえないためにも、販売価格を低めに設定して早く売ろうとするため、買取金額が安くなりがち
・買取ってもらえなかった場合、品物を再び持ち帰る必要がある
2.不用品買取業者
続いて不用品買取業者のメリットとデメリットを解説します。
メリット
・買い取りが可能な場合、費用を安くしてもらえることや、無償で引き取ってもらえることがある
・買取ってもらえなかった場合は、「回収」という形で費用を払って処分することができる
デメリット
・専門性の高いものや高価なものでも、高い値段で買取ってもらうのが難しい
高く売るためのコツ
不用品とはいえ、売るからには少しでも高く売りたいものです。
高く売るためのコツをご紹介します。
クリーニングや空拭きなどをして、きれいな状態にしておく、箱や説明書などの備品をそろえてえておくことは大切です。
なるべく買ったときに近い状態にしておくと高い値がつきやすいようです。
また、需要が高くなったタイミングや不用だと思ったタイミングですぐに売ることも重要なポイントになります。
例えば、洋服や季節家電、ウィンタースポーツ用品などはそのシーズンの少し前に売ると、需要が高くなるので、高額で売れる確率が高いです。
このタイミングを逃したらもったいないでしょう。
いらないと思ったらすぐに売ることがコツといえます。
買取りが不可だった場合の処分方法
リサイクルショップでも買取りができなかった場合は自分で処分しなければなりません。
処分方法として、以下のものがあります。
1.自治体の粗大ごみ回収に出す
小さなものなら可燃ごみや不燃ごみとして回収に出すことが可能です。
しかし、1辺が30cmを超える大きさのものは「粗大ごみ」扱いとなります。
しかし、月に1~2回程度しか回収日がないために、場合によっては約1カ月待たなければならないこともありますし、自分で所定の場所まで運ぶ必要もあります。
2.自分で地域のごみ処理場に持ち込む
自家用車などを使って、地域のごみ処理場に直接持ち込んで処分できます。
料金は重量制となっており、格安で処分可能です。
3.ネットオークションを利用する
リサイクルショップで売れなかった場合でも、ネットオークションを利用すれば売れる可能性があります。
4.不用品回収業者を手配する
不用品買取り業者に回収してもらえなかった場合、不用品回収業者に依頼する必要があります。
処分したいものが大量にあったり、急いで回収してもらいたかったりする場合は、不用品回収業者がよいでしょう。
まとめ
ここまで、不用品の買取りや回収方法、買取ってもらえなかった場合の処分方法について解説してきました。
また、買取り業者や回収業者、リサイクルショップのそれぞれのメリットやデメリットなどもおわかりになったと思います。
自分のたいせつな持ち物が再利用されるのは何となくうれしいものです。
そのうえ買取ってもらうことができれば、なおさらありがたいことでしょう。
この記事を参考にして、不用品となったあなたの大切な持ち物が、納得のいく形で処分できればいいですね。