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オフィス什器・家具を処分する方法と注意点
2023年04月25日コラム
オフィスの移転やデザインの変更を行う際、什器・家具を処分する場合があります。
既存で使えるものはそのまま新しいオフィスに引越して問題ありませんが、古くなった什器・家具は新しいものに入れ替えしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではオフィス什器・家具を処分する方法と処分時の注意点を紹介します。
オフィス什器は適切な方法で処分が必要
オフィスの什器・家具は家庭ごみとは異なり、適切な方法で処分する必要があります。
自宅周辺のゴミ捨て場においても回収してくれません。
市町村によっては数百円〜数千円を支払って家具などを回収してくれる自治体もありますが、それほど多くはないうえ、あくまで家庭の粗大ごみのみと制限しているケースがほとんどです。
そのためオフィスの什器・家具を処分する際は、次の項で紹介する方法で行いましょう。
オフィス什器の処分方法
オフィス什器・家具を処分する方法は大きく分けて3つあります。ここではメリット・デメリットも重ねて紹介します。
1. リサイクル業者に依頼する
リサイクル業者にオフィス什器・家具を買取してもらう方法です。
買取してもらった分、新しい什器・家具の購入資金にすることができます。
一方で劣化が著しく故障している什器・家具は買取してもらえないケースもあるため、自身で処分する必要があります。
メリット | デメリット |
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近年のリサイクル業者はオフィスまで来てもらい、そのまま買取の可否と査定を行ってくれるため手間がかからないという特徴があります。
処分までのスピードが早いメリットがありますが、買取してもらえない什器・家具は次で紹介する廃棄物処理業者に依頼しなければいけません。
2. 廃棄物処理業者に依頼する
廃棄物処理業者に依頼すれば、什器・家具を全て一度の手続きで処分することができます。ただし処分費として費用が発生します。費用目安としては以下の表の通りです。
什器・家具の一例 | 費用目安 |
片袖デスク | 1,500円~ |
平デスク | 1,000円~ |
テーブル | 1,000円~ |
会議テーブル | 2,000円~ |
オフィスチェア | 500円~ |
もちろん処分費は各業者によって異なるため、事前に費用を確認してから依頼することをおすすめします。
また大きな社員を抱えているオフィスの什器・家具を廃棄物処理業者に依頼すると、数も多いため数十万円~数百万円にもなりかねません。
決して安い価格ではないため、見積もりを取っておくことが大切です。
メリット | デメリット |
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3. オークションやフリマアプリで売却する
近年ではオークションやフリマアプリで売却する方も増えています。
法人や個人の方との取引であり、運営会社に中間マージンとして利益を数%支払うだけとなるため、高く売却することも可能です。
売却価格は自身で決めることができる一方、100%売れるわけではありません。
さらに梱包から発送まで売却主が行う手間がかかります。
メリット | デメリット |
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オフィス什器を処分する際の注意点
オフィスの什器・家具の処分を検討している企業の方は、処分時の注意点を理解しておく必要があります。
企業情報などの流出にもつながりかねないため、事前に理解しておきましょう。
1. 捨てる前に個人情報を確認する
オフィスの什器・家具の処分をする際は、企業情報・個人情報が掲載されたものがないか注意しましょう。
個人情報が漏れてしまうと、社員の方に迷惑がかかってしまう可能性もあるためです。
2. 電子機器の処分には注意が必要
電子機器の処分をする際は情報漏洩に注意しましょう。
特にパソコンなどのOA機器には、会社の情報だけでなく、取引先や顧客の情報があるため、完全に初期化しておくことが大切です。
万が一初期化せず、悪用されると処分した企業に賠償責任保険が取られる可能性もあるでしょう。
社会的信用を失ってしまい、経営に大きなダメージを与えることにもつながりかねません。
処分する側の対応となるため、事前に初期化できているか確認しておくようにしましょう。
3. リサイクル業者や廃棄物処理業者の選び方
リサイクル業者や廃棄物処理業者によって買取価格と処分費は異なります。
相見積もりをとっても構いませんが、スピード感が遅くなってしまうため、信用できる業者を選ぶようにしてください。
特に産業廃棄物の処理は国から許可を得ている必要があります。
しかし許可なく産業廃棄物を取り扱っている業者も少なくないため、必ずホームページで許可証があるのか確認してから依頼するようにしましょう。
まとめ:オフィス什器を処分する際には適切な方法を選び、環境保全にも配慮しましょう。
オフィスの什器・家具の処分は3つに分けることができます。
少しでも新しい什器・家具の購入資金に回したい方は「リサイクル業者」や「オークションやフリマアプリ」の活用がおすすめです。
一方で早く処分して次のオフィス準備を行いたいという方には「廃棄物処理業者に依頼する」ことをおすすめします。
それぞれメリット・デメリットがあるうえ、業者選びは慎重に行ってください。また処分時の情報漏れにも注意しましょう。